西原町字我謝(拝所 我謝守護神、黄金徳 光之神、ヨナグスク?)

西原町字我謝・安室・与那城の境界にある西原ハイツへ。我謝森(現・西原ハイツ)の上ノ嶽にあった拝所がまとめられたという合祀処を確認。合祀処は、西原ハイツの南側斜面にある小さな公園の片隅にあった。
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大きな祠の中に、「上之殿 我謝里主所火神」、「中之殿 我謝根所火神」、「下之殿 我謝巫火神」と刻まれた碑が設置され、その前に香炉がそれぞれ三基、二基、二基置かれていた。祠の隣には、「拝所 我謝守護神」の碑が立っている。
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公園内には、「黄金徳 光之神」と刻まれた碑が納められた小さな祠もあった。我謝森は「黄金森」とも呼ばれていたそうなので、この祠も我謝森と関係があるのかもしれない。
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表1−6 沖縄島における文化財の状況(29)<西原町>』に西原ハイツ一帯(我謝撒布地)が「ヨナグスク」というグスクだったともとれる記述があり、グスク名は明記されていないが『角川日本地名大辞典47沖縄県』(p996、「我謝遺跡」の項)にも"当時の集落構成は、小高い丘の頂部に按司の館である城があり、その南の緩傾斜面に集落が展開する形をとっていた。"との記述がある。断定的な記述ではないので、これらの記述だけでは、「ヨナグスク」というグスクがあったのかどうかはよく分からない。