北中城村(安谷屋)

北中城村字安谷屋にある若松公園へ。若松公園と、その東に隣接する安谷屋グスク(⇒ 写真)を探索。隣接する、と書いたが、若松公園一帯も安谷屋グスクの縄張りだったのかもしれない。何冊かの書籍の安谷屋グスクに関する記述を読み比べてみたが、どうもはっきりしない。

若松公園の入口付近では、「中城若松おもろの碑」、「チブガー」を確認。

公園西部を占める与那覇山とその周辺では、「中城若松の墓」、「辺土大主の墓」、無名の井戸を確認。


那覇山の北西側斜面には、布積みの石垣、石段。

那覇山の隣の遊具のある広場で、「中城若松の屋敷跡の火之神」(これは別の場所から移設されたもの)、拝所(カンジャーヤー跡?)を確認。

安谷屋グスク跡の丘陵南西部では、「根所火之神」(『琉球国由来記』の「中之根所」に比定)、その右後方に井戸っぽい拝所を確認。井戸は「クサイヌカー」だと思われるが、分からず。さらに後方には「クガニジガー」という井戸があるらしいが、これは見つけられず。

丘陵西部にある「イーヌカー」から、丘陵頂部を西から東へと横断してみた。

「ウミナイ神」、「フミエ神(ウミキ神?)」の刻字石のある広場(安谷屋城之殿?)。


小さな香炉が一基置かれた拝所(上の御嶽?)。

崖っぷちの大きな石の前に香炉が二基置かれた拝所(遥拝所?)。

東部斜面を下る途中に、野面積みの石垣があった。

斜面の林を抜けたところは畑?になっていた。その畑の前の道の北端にも小さな香炉が一基置かれた拝所(下の御嶽?)があった。近くには巫火神もあるらしいが、それは見つけられず。

辺土大主の墓から県道146号線を渡り、集落内の路地に入ってみた。この辺りにあるという梵字の碑「シロキエン」を探してみたが、見つけられず。