北中城村(渡口)

渡口みどり公園

字渡口の渡口みどり公園へ。集落側に面した道路沿いにある駐車場に車を停め、その右側の入口から公園に入る。入口の左手には太平洋戦争戦没者の慰霊碑、右手にはゲートボール場がある。入口をまっすぐ進むと野球場。いったん公園を出て左側に回り込んだところにもう一本、公園への進入路がある。その道に入ってすぐのところ、左手にある遊歩道に入り、しばらく歩いたところに「上の御嶽」がある。石組みの祠の中に、三個の石が祀られている。






渡口の印部土手石、渡口の殿

渡口みどり公園の入口から、階段のあるこんもりとした小さな林が見えたので、その階段を上ってみた。階段を上りきったところは狭い平場になっていて、その奥には石組みの祠があった(渡口の殿)。祠の後方には、「とくち原 ニ」と刻まれた印部土手石が、いくつかの石に囲まれて立っていた。祠の右側には写真付きの説明板もある。




渡口の梵字の碑(アビラウンケン)

印部土手石のある場所から集落側へ伸びる階段を下ったところに、この梵字の碑が立っている。梵字碑は県内に何基かあるらしいが、見たことがあるのは豊見城石敢当と、今日見つけたこの碑の二基。同じ北中城村の安谷屋にある梵字碑を探したことがあるが、それは見つけられなかった。


渡口洞穴遺跡

梵字の碑の右横に小道があり、その先が暗がりになっていたので入ってみた。格子で塞がれた洞穴があり、その横には「文化財 渡口洞窟遺跡」と書かれた標柱が立てかけられている。洞窟の中には香炉。拝所になっているようだった。



渡口アシビナーのチンマーサーとガジュマル

梵字の碑(http://d.hatena.ne.jp/SQB/20091205/p3)の前の路地を南西に進んだ突き当たりにある、ガジュマルの木の大きな株。株の上には石が埋め込まれている。株に貼付けられている説明板によると、この木は台風で倒壊してしまったとのこと。ここは、チンマーサーと呼ばれる一里塚だったと考えられているのだそうだ。


クミシ嶽

チンマーサー(http://d.hatena.ne.jp/SQB/20091205/p5)の後方が小さな公園のようになっていたので、その周囲をくるりと回ってみた。

小さな池、井戸跡らしきもの、川。



南にはクミシ嶽の、赤瓦葺き屋根の小さな祠があった。

いたるところに小さな石が立てられている。これらはいったいなんなのだろう。