那覇市歴史博物館『本土人が見た1950年代の沖縄』2010.03.05~05.12

那覇市歴史博物館にて開催中の写真展『本土人が見た1950年代の沖縄』を見学。写真展は二期に分かれていて、前期(3/5~4/7)は小野田正欣氏の写真、後期(4/9~5/12)は井上孝治氏の写真を展示している。今日は、前期の小野田氏の風景中心の写真の展示を見学。
那覇市歴史博物館


展示された写真のうちの何割かはカラーで、それらからは、現在の沖縄の風景へと変わる兆しが感じられた。白黒に比して近しい時間的な距離感。田舎のほうの、高台から見た集落の風景や、集落の向こうに山の稜線が見える風景は、現在とさほど変わらないなとも思ったり。近景となると、車道歩道の区別の無い道路、土地の区切りの緩やかさに現在との違いが露になる。他にも興味深い写真はたくさんあったが、木造の古びた社殿や、コンクリート製の朽ちかけた鳥居など、神社の写真が特に印象に残った。


帰りがけ、出版物コーナーで見つけた本『沖縄の印部石』(沖縄県地域史協議会, 2009)を購入。


外階段から降り、那覇市役所庁舎跡などの写真を撮っておいた。