南城市大里字仲間(クガニシー、クムイ跡、ウガンガー)

大里仲間の仲程集落内を散策。市役所での用事を済ませたあと、グーグル地図で見て気になっていた、市役所庁舎の北側にある小さな丘陵に登ってみた。庁舎の裏の駐車場の奥の奥にある小さな建物の裏から、その丘陵の頂上へと続く遊歩道へ侵入する事ができた。

丘陵の頂上には東南東向きの大きな祠があり、祠の中には家の形を模した石棺のようなものが大小2基。それぞれの手前には香炉が置かれていた。祠の左手前にはひとかかえほどの石が一つ。

丘陵の東側斜面の階段を下りた先には、仲程農村公園の小さな広場があった。あるいは丘陵自体もその公園に含まれているのかもしれない。


丘陵の北側から県道に抜ける路地沿いにある小さな空き地(公園かもしれない)に、土帝君ぽい石が納められた南西向きの小さな祠。空き地の角のコンクリート敷きの部分に二つの石(三つあったような痕跡も)。

県道に出てバス停留所「仲程入口」から仲間交差点向け50メートルほどのところの路地に、コンクリートの輪っかと香炉が納められた南西向きの祠。祠の数メートル手前にも何か石のようなものがあった。

帰路。


2013.09.28

『大里村文化財調査報告書第7集 大里村の民俗文化財』2005年12月 沖縄県大里村教育委員会

同書で以下を確認。

丘陵の上の祠は「クガニシー(カニマン)」。右にクガニシー、左にその妻が祀られている。『琉球国由来記』の「コガネ森(神名:コガネシオブルクウノ御イベ)」。

  • p19 (1) クガニシー(カニマン)
  • p64 図版157、158
  • p97 地図

小さな空き地は「クムイ跡」。広場の半分程の大きさのクムイがあり、埋め立てられた。小さな祠は「シチャンカー」。石についての記載は無し。

  • p20 (8) シチャンカー
  • p65 図版166
  • p97 地図

路地の祠は「ウガンガー」。石についての記載は無し。

  • p20 (11) ウガンガー
  • p66 図版169
  • p97 地図