仲栄真グスク

仲栄真グスクがあったとされる南城市陸上競技場の南西側一帯を散策。


陸上競技場の管理棟の前にある、うっそうとした岩場。


岩場の南東側(駐車場側)に、仲栄真グスクの城壁の一部が残っている。



管理棟側の岩陰には、香炉が置かれた古墓と思しき拝所がある。(A)



管理棟前の岩場の南西側の道向かいにある、陸上競技場の南西にある岩場へととづく道の入口。


道に入って左側に見える岩の左側に回り込むと、崖葬墓と思しき石積みのある洞穴がある (B)。さらに回り込むと大きな切り石で組まれた立派な墓 (C)、その左後方には石組みの拝所 (D)。




道に入って岩と岩の間を抜けるよう右斜めに進むと、ちょっと広い平場がある。


平場には基壇ぽい一列に並べられた石があり (E)、その少し先には香炉が七基置かれた拝所がある (F)。拝所の先の岩陰にも、左右二箇所の拝所 (G) (H)。




陸上競技場から見える岩。崩れ落ちた跡がありとても危険な状態。



平場の先に延びる道は、集落(世礼井のある辺り)に繋がっているようだった。


2014.03.02

『玉城村 富里誌』平成四年四月一日 中山俊彦
  • p32 写真15 豊見城按司の墓
    • (C) の墓。
  • p38 イ 主留前殿内(シュルメードンチ)〔主の前殿内〕
  • p62 写真33 主留前殿内
    • (F) の拝所。(E) は屋敷跡の敷石。