長嶺グスク
豊見城市字長堂にある長嶺グスクへ。遠くからは、琉球放送(RBC)の嘉数送信所の巨大なアンテナが目印になる。
送信所の北にある、つぼみ保育園に入る路地の左隣の路地に入る。嘉数貯水池の大きな水タンクの横の砂利道を進み、つぼみ保育園の裏を少し過ぎた辺りにグスク跡への入口がある。
入口を入ると、左手に拝所、右手奥に長嶺按司之墓がある。
按司墓の後方の岩の上は、小さな平場になっている。おそらく、前述の拝所のある辺りが長嶺ノ嶽(神名:マシラゴノ御イベ)=長嶺グスクで、物見っぽい平場が台グスクか。
グスク跡入口の左側には、グスクのある丘陵を時計回りに回り込むようにして走る、森の中の一本道がある。
道の途中には、古い崖葬の墓が、確認できただけでも三つあった。そのうちの一基には、「長嶺村〓下元 安座名ヌール墓」と刻まれていた。
一本道の終端には大きな岩があり、岩の下と地面の隙間には水溜めとホースがあった。ここは井戸なのかもしれない。
参考
- 沖縄県『沖縄県地図情報システム「県内遺跡地図」』(http://gis.pref.okinawa.jp/pref-okinawa/top/)(参照日:2017年09月21日)