沖縄県立埋蔵文化財センター『首里城京の内跡出土品展』

西原町にある沖縄県埋蔵文化財センターへ。平成18年度企画展「重要文化財公開 首里城京の内出土品展 〜冊封がもたらした陶磁器〜」を見学。ウェブ・サイトはよく利用させてもらっていて、センターのある場所も知っていたのだけれど、中に入るのは初めて。美術館のような、モダンな建物だった。
企画展の展示品は、首里城「京の内」内にあり、1459年(尚泰久王の代)に焼け落ちた、倉庫跡とみられる場所から出土した陶磁器群。これらの陶磁器は、中国及び、中国と冊封関係にあったタイ、ベトナム、日本などから持ち込まれたと考えられているのだそうだ。
企画展を観たあと、常設展のほうも見学した。グスクなど、自分が行ったことのある場所からの出土品には親近感?をもった。あの場所でこれが出土したのか、というような。展示室の中央にあった、二千年前(だったと思う)のムラの生活のようすを再現したジオラマが面白かった。ヤマイモやテッポウユリなど今でも見られる植物もリアルに作られていて、現在との連続性を感じることができた。
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